今年も鹿児島県は大隅半島のつけ根、曽於市にある松山製茶さんから新茶が届きました。
元々松山製茶さんの最上位ブランド「煎茶 雅」と「白折茶 凛」に加え、特に良い茶が数量確保できた年だけ造られる予定の「吟撰銘茶 麗」(試作品)まで。
白折茶はもしかすると耳慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、関西でいう「雁ヶ音茶」ですね。新芽の茎の部分が入ってます。スッキリとした旨味と喉の奥から鼻に抜ける香りに自然を感じる独特の風味で僕はかなり好きです。安いしね♪
お茶の旨味の多くはテアニンというアミノ酸なのですが、テアニンが最も多い茶葉の部分は日が当たるのでその多くがカテキンに変化してしまいます。皆様よくご存じの最高級茶葉「玉露」は、このテアニンがカテキンに変化しないように収穫前の一定期間、茶葉に日が当たらないよう覆ってテアニンの含有量を増やすので、あのまるでお出汁のような旨味が出るんですね。確かに玉露は旨いですが手間暇かかってるのでその分価格も張ります。白折茶に使用する茎の部分は茶葉の陰になり日が当たりにくいため自然とテアニンが残りやすくなる。なので肩ひじ張らない普段飲みのお茶として、自然な旨味と懐にやさしい白折茶は最適ですね(^^)d
なんだか白折茶の雑学コーナーになってしまいましたが、飲まれたことが無いという方はぜひ一度お試しください。
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島では先週からず~っと雨が降り続いてます。このまま週末までず~~~~~~~っと雨予報。
ただ南風の日が多くなり始めたので、そろそろ梅雨も明けるかと思います。大和の方はこれから梅雨本番ですが、今年の降り方をみてるとちょっと心配ですね。くれぐれもお気をつけください。
あ、雑学ついでに最後にもう一つ。僕愛用のコーヒー兼お茶カップの画像、この写真は「麗」を淹れた際のものですが、この表面に浮いてるホコリの様なもの、この正体は毛茸(もうじ)という若い新芽の期間だけに生える茶葉の産毛です。良質な茶葉を見分ける一つの指標だそうです。