印刷技術の進歩により、一昔前では考えられなかった様々な素材に印刷ができるようになりました。
写真は私自身お世話になっている歯科の先生の名刺として弊社でデザインさせて頂いたものですが、イメージ要素としてレントゲンの画像をリアルに表現するため、透明のプラスチック素材に裏面から反転で印刷したものです。もしプラスチックの素材に印刷することができなければ、そもそもレントゲン写真をイメージ画像に使おうという発想自体が出てこなかったと思います。
凝ったデザインの名刺というのは様々ありますが、名刺は第一印象を左右すると言っても過言ではない大切な営業ツール。ごくシンプルなデザインでもマテリアルで表情・印象はガラリと変わります。印象付けるために効果的な手法として、素材に注目してみるのも一つの方法ですね。
デザイナーを志してる方は、あらゆる素材や印刷方法を知り、実際に試すことでデザインの幅は確実に広がります。例えば黒の紙に黒で印刷したらどうなるかなんてことは、ベースの紙やインクとメディウムの配合など、取り合わせで全く変わってしまいますので、やってみて覚えるしかありません。安いからとネット印刷に注文しているだけではメディウムの配合バランスなど知り様もないですから、やはり信頼できる印刷会社の腕の確かな職人さんと現場でやり取りすることも、特に初めは大切だと思います。
時間も手間もかかりますが、完成度は全く違ってきますし、ハイブランドのオーダースーツが無くならないのと同様に値段は高くてもハイクオリティの名刺を求められる方は確実にいらっしゃいます。
逆にクライアント様はもっと我儘な要望をぶつけてみては如何でしょうか?昔は高嶺の花だった箔押し等も今は非常に手頃な価格になっています。昔は雨に濡れて色も剥げた選挙ポスターをよく見かけましたが、今の屋外用ポスター素材は用紙もインクも防水で、選挙には落ちても色落ちすることはありません。
え?選挙に落ちないポスターですか?・・・それはまた別の機会に(笑)
■名刺参考データ
・用紙:透明プラスチック
・印刷:プロセスカラー+白(5色印刷)/W91×H55mm/500枚
・価格:デザイン50000円+印刷14000円※追加制作時は印刷料金のみ
♥ただいま初めてのお客様に限り、上記仕様の名刺がデザイン・印刷込みで¥50,000.-(印刷代無料)
詳細はお気軽にメールかお電話でお問い合わせください。